Canon 30Dが、正式に発表されました。
 ただ、Canon 20Dと大差ない感じのマイナー・バージョン・アップという感じ。大きな変化は液晶画面が1.8インチから2.5インチになったこととあとスポット測光が可能になったくらいでしょうか。
 元々、20Dは良くできた機種なので、むやみに画素数を上げたりする必要もなく、良いバージョンアップなのではないでしょうか?20Dを見送って、次の機種を買おうと待っていた人にはいささか拍子抜けの感は拭い切れませんが…。

 中級機種は、現在のコンピューターやプリンターの環境を考えると、この程度がBESTでしょう。広告用の大型ポスターでも印刷したいような人は別ですけど…。

 ところで、画素数、画素数って言っている人は、月にA3以上にプリントする枚数って何枚くらいあるのでしょうかね?(枚数の問題ではないかもしれませんけど…。)ちなみにコンシューマー向けハイエンドのプリンターでも、500万画素以上あれば、A4印刷には十分でそれ以上あっても、通常の鑑賞では差はほとんどないでしょう。観察すれば、別でしょうが…。
 程度の差はありますが、ネットでみる同一の大きさにリサイズされた画像で、1000万画素超のカメラと500万画素のカメラで差があまり感じられないのと同じ理由です。
 結局、最終的な出力を何にするかと言うのが問題なのですが、数値が大きければ、何かすごく良いもののような気がするのも事実な訳で…。

 しかし、D200の縞ノイズ問題でのNikonのコメントは最終出力とはということに対するメーカーの意見が明確に出ていて興味深い。NikonのQ&Aを見ると縞ノイズはでるけれど、プリントした時には気にならない程度のはずだと言うのがNikonの立場のようである。モニターで当倍で見たら、それは見えるかもしれないが、最終出力のA3以下のプリントでは、無視できる程度の問題であるというのである。Nikonの考えているD200で想定されている最終出力、少なくとも推奨の最終出力はA3以下のプリントなのである。
 20万円近いお金をはたいて買っている商品なので、それもなくしてくれと言いたいのは当然のことであるが、Nikonではモニターで当倍鑑賞して縞が見えることを商品の不備であるとは考えていないようである。また縞を完全に消すこともできないようで、目立たないように調整するということである。
 これは、フィルムで言えば、必要以上に拡大して、フィルムの粒子が見えるので、粒状感をなくしてくれと言っているのと同じようなことでしょう。135判での適切な拡大率を超えるようならば、中判や大判に替えれば良いのに。ものには適正値というものがある。
 デジタルデータであるため、なまじっか拡大できてしまうのが問題なのかもしれない。鑑賞と観察とは異なるものなのである。
 
 ちなみに、画素数の数値は、面積に関する値で、画素数が2倍になっても、直線での解像度(=解像感の数値)は2倍にならず、画素数の倍率の平方根がその値になるということです。つまり、画素数が2倍に増えても、解像感は1.4倍にしかならないと言うことです。解像感を2倍にするためには、画素数をなんと4倍にする必要があるそうです。
 もちろん、1.4倍程度の解像感のアップが、解像感が非常に異なって見えるというとてつもなく眼が良い人もいるだろうし、またこれは大きな進歩だと感じる人もいるでしょう。そういう個人差はあるものの、普通の眼を持っている人には視覚的にはそれほどの差は出てこないはずです。
 したがって、800万画素を1000万画素程度にしても、あまり解像感のアップには貢献しません。むしろ、撮像素子に無理がくることのデメリットの方が大きくなる可能性もあります。
 
 NikonのD200が1000万画素超の撮像素子を使っているので、Canon 20D後続機もと考えてた人もいると思うのですが、実質的な解像感はそれほど変わらないわけですし、やはりライバル機ということになるでしょう。
 ただ、D200は防塵防滴仕様ですし、機械部ではD200が相当、出来が良いみたいなので、同程度の価格だと30Dは若干競争力が低いかも…。しかし、一眼レフはシステムなので、レンズも考えなければならないので、そんなに簡単にシステムを変更できないですので、システムの魅力と求心力の勝負となるのでしょうか?
 また、CanonにはD200とは全く別なアプローチのフルサイズ機の5Dも用意されてますし。
 
 30D。果たして画素数競争が一服し、別の戦いに戦場を移すのか、それとも、本当に一服に過ぎないのか?

 私は20DとE-1でどちらを買うか悩んで、E-1を買ったので、20Dは非常に良いカメラだと思っているのですが、防塵防滴仕様、ダストリダクション搭載、500万画素、視野率100%、フルフレームCCD、フォーサーズの一号機となるE-1の出来がこれまた非常に良く、今のところ他のに替える気がしなくなってしまいました。
 Y/Cレンズが装着可能、ゴミが着かない、ダイナミクレンジがフィルム並みのフルサイズ機が出たら、その時に考えます。

 色々言われていますが、フォーサーズは使ってみると非常にいいです。撮像素子が小さいのでボケないなどと言われるが、APS-Cと比べても一絞りだけ、違うだけだし、逆に言えば、早いシャッター速度で、しっかりとした画が撮れる訳なので、非常に良いです。ZUIKO DIGITALのHGレンズは、明るいし、小型、防塵防滴仕様でそれほど高くない。今のところF1.4のようなレンズはないが、デジタル専用の開放からしっかり撮れるレンズばかりなので、他社のようにちょっと絞らないとちゃんとした画にならないということはありませんし、ZUIKO DIGITALのHGのF値は2.8-3.5でワイドとテレ側で半絞りしか変わらない。ついでに防塵防滴仕様。他社の2.8クラスのズームと比べると超バーゲンプライス。
 フランジバックも長いので、多くのレンズがアダプター経由で装着可能。
 焦点距離は2倍になるので、レンズの中心の良い部分を使えるので、確り写る。 

 私のようにデジタルカメラをフィルムカメラの100%の代替機と考えてない人にとっては、このデジタルカメラはカメラの新たな可能性を見せてくれる福音となるでしょう。

 フォーサーズ。使ってみると本当に良いですよ。
  
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