OM-D E-M1 Touch & Shooting ~さよなら、FT、こんにちは、MFT?~

【EVF】
 一番、気になっていたEVFですが…。

 正直、OLYMPUSさん、ごめんなさい。
 非常に良くできています。
 E-M5やNEX-7、α99のEVFより数段進歩していると感じました。

 私が使用していたNEX-7のEVFは綺麗だったのですが、やはりカメラを動かすと結構、タイムラグが気になりました。また、特に弱点だと思ったのは暗いところでEVFを除くと暗いところを無理に持ち上げようとするためか、ノイズが浮き出してきて、実際の状況とEVFの表示が全く異なるということに違和感がありました。
 
 ところが、このE-M1は、そのようなことが全くない。(勿論、2時間半という限られた時間ですけど…。)
 光学ファインダーのような自然な見えを実現するためにEVFのバックライト輝度を調整する「キャッツアイコントロール」という新機能のおかげか、本当に光学ファインダーのような見え方です。
 表示の高速化(表示タイムラグ約0.029秒)、動くものへの追従性を向上という宣伝文句もどの程度のものかと思っていたのですが、NEX-7とは比較にならないほど性能がUPしていると感じます。
 α7が私が期待していたようなものではなかったので、NEX-7を買いなおそうと思ったのですが、E-M1のファインダーを見てしまったら、その選択肢はなくなってしまいました。α7もファインダーも相当、良いようですので、EVFの高性能化が急速に進んだようです。

 勿論、OVFとは違いますが、EVFのミラーレスが出て2年でこんなに進歩するとは思いもしませんでした。
 本当に驚きました。

 ごめんなさい。オリンパス。
 ありがとう。エプソン。


【操作性】 
 E-3(E-5)と比べてISOボタンやAFボタンなどがなくなっていて最初は戸惑いましたが、Fnボタンが2つあり、さらに、レバーで切り替えて、それらに様々な機能を割り振ることができる「2×2ダイヤルコントロール」というのが搭載されているようで、きちんと設定して、慣れれば結構、良さそうな気がします。
 ただ、ダイヤルの質感やフィーリングはE-5の後継機というには少し不足していると感じます。フラッグシップというなら、もう少し質感などを高めて欲しかったというのが偽らざる気持ちです。
 E-M5よりはかなり改善されていますが、E-M5は触った瞬間に、「これじゃない感」を感じ直ぐに購入見送りを決めましたので…。


【バッテリー】
 私のE-M1導入の一番の理由は、FTレンズ、特に、ZD50-200SWDを使用するためなので、バランス的にもバッテリーグリップが必要になります。
 オリンパスではバッテリーホルダーという名称となっていますが、E-1、E-3、E-5用のバッテリーホルダーは、本体のバッテリーの蓋を外さなければならなかったのですが、E-M1は、上記機種のバッテリーホルダーと異なり、一々、バッテリーの蓋を外さないで、そのままE-M1に装着できるようになっています。これだけで、随分と使い勝手が違うと思います。ついでに、E-1、E-3、E-5用のバッテリーホルダーがL字型となっていて、バッテリーホルダーを外すとかばんの中で非常に邪魔になるのに対して、E-M1のバッテリーホルダーは平たいので外した状態でもあまり邪魔になりません。これは、結構、良いと思います。
 今回、E-M1を借りる時もバッテリーホルダー付を貸してくださいと頼んでバッテリーホルダー付を借りました。
 ブリップは、やや小ぶりながらも、ほどほどの深さがあり、持ちにくいという感じはありませんでした。

 講師による解説の後、モデルさんの撮影会があったので、とりあえず、ZD50-200SWDとEC-14でどれくらい撮影できるかテストするために珍しくバチバチ連写で撮影してみました。バッテリーのもちは、バッテリーホルダーでバッテリー2つ使用で、約1400枚ほど撮影しました。(笑)そうすると赤でバッテリーの警告がでました。LVは使用しませんでしたが、これだけ撮れればまあまあでしょうか?1本700枚程度だと考えると少ないとも言えますが…。一日でこんなに撮ったのは初めてです。(笑)それと改めて、デジタルカメラは中古で買ってはいけないと再確認しました。(笑)
 しかし、どうせなら、バッテリーホルダーにE-1、E-3、E-5用の大容量のBLM-1やBLM-5を入れられるようにしておけばよかったのに…。

 ちなみに、EOS 6Dは、約2ヶ月で1400枚撮影しても40%も残っています。EOS 6Dは一つのバッテリーでいったい何枚撮れるんだ??


【AF性能】
 MFT用のレンズは当たり前のように早いでしょうから、MFT用のレンズはあまり使用しませんでした。FTレンズをアダプターを使って使ってみました。主にZD50-200SWDとEC-14を使用したのですが、思ったよりまともに使えます。サッカーをスタンドから追うくらいなら、十分追えるのではないでしょうか?ドッグランあたりだとちょっときついかもしれませんが、AF-C、顔優先AF、瞳優先AFも結構、使える感じで、一度、AFが合えば結構、追ってくれていました。
 E-5はあまり使ったことないので何と言えませんが、E-3と比べて、E-M1が、ZD50-200SWD、ZD50-200SWD + EC-14を使用した場合、とても遅くて使えないという印象は受けませんでした。あまりテストしませんでしたが、むしろ、ZD14-54の方が差があったように感じました。それでも、遅いという印象は受けませんでした。
 思った以上に普通に使えて驚きました。


【画質】
 画質については、十分です。高感度性能を除けば、E-3でも十分だと思いますし。(笑)
 ただ、高感度性能がUPすることは撮影の範囲を広げると言う意味で非常に重要で、ISO1600、ISO3200、ISO6400まで使えれば、FTの明るいレンズで相当のアドバンテージを受けることができます。
 ISO800までなら全く問題なし。ISO1600は常用使用でも許容範囲内。ISO3200、ISO6400は、非常用、緊急用としては許容範囲内といったところでしょうか?EOS 6Dと比べるとEOS 6Dは、ISO6400でもかなり綺麗ですので、余裕があると言えますが、E-M1も十分な画質だと思います。
 もう、ファイルを大きくして欲しくないので、画素数を上げないで欲しいです。


【結論 - EVF再論】
 E-M1の一番の問題は、EVFにあると思っていたのですが、EVFの見え方については、思った以上に自然で驚きました。
 
 EVFのところで、言及しませんでしたが、EVFの問題で、もう一つ気になっていたところは、動態の撮影と連写時のパラパラ表示です。
 
 これは、まだOVFには敵わない。
 しかし、思った以上に不自然さは取り除かれているという印象です。
 
 最初は、かなりパラパラ表示だなと感じで使えないかなと思ったのですが、どうやら、メディアへの書き込みが遅いとパラパラと止まる時間が長くなるようです。(多分…。)
 イベント会場で貰ったTransendのSD(Class 6)では、書き込みに時間がかかり、パラパラ表示で、やはり、E-3の替りにはならないかと思ったのですが、自分で持って行ったSanDisk Extereme(Class 10)に交換したら、あら、不思議。ほとんど気にならないレベルに…。
 より高性能のメディアに換えたら、もっと早く表示されるのではないでしょうか?

 E-3とE-M1で撮り比べても、SanDisk Extereme(Class 10)を使った場合はE-M1もかなり善戦します。フィーリング的には、私は特に気になりませんでした。(OM-D E-M1 Touch & Shooting #010にて更新)
 撮れる枚数はE-M1の方が多いですし、なんといってもISO感度を上げることができるので、より早いシャッタースピードで切れます。
 本当に、ZD50-200SWD、ZD50-200SWD + EC-14の明るさが活きます。
 E-M1は、ZD50-200SWD、ZD50-200SWD + EC-14がほとんど問題なく使えるAF、EVFという印象を受けました。
 正直、E-7が素直に出ていれば、何の問題もない、まさに理想のカメラなのにと思わないこともないですけど、E-M1はFTレンズを使うにはほどんど問題のない水準のカメラとなっているようです。E-1、E-30、E-XXXよりは使いやすいと思います。

 全く期待していなかったカメラ、もっと正確に言えば、このカメラを触って、「さよなら。オリンパス」の決断をしようと思って参加したイベントでしたが、E-M1、いいカメラでした。


 で…。

 とりあえず、前向きに購入を検討する方向で。(笑)

 ZD50-200SWD + EC-14で撮影できる560mmを一番、手っ取り早く画質UPするには、E-M1が何だかんだで一番安く済むのです。14-15万あれば、バッテリー予備とバッテリーホルダーまで揃えることができる。

 SIGMAのAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMだと12-13万円で購入可能ですが、少し焦点距離が足りないのは許せても、何せ重さがさらに1kg追加される。EOS 6Dでは500mmまでテレコンバーターを付けると画質も危険になると同時にAFが効かない。CanonのAPS-Cを使えばいいのでしょうが、APS-Cのフラッグシップ機のEOS 7Dはモデル末期でお買い得感はあるものの、ISO1600が厳しいとの声も多く、暗いレンズ+重いレンズなので、2段は早いシャッターが切れる、もしくは2段低いISOが使用できるE-3 + ZD50-200SWD + EC-14とあまり変わらないだろうという印象。ついでにさらに追加で10万ほどかかる。
 焦点距離に目をつぶって、EOS 6Dで使うものいいのが…。どうしたものか…。

 E-M1のファインダー見たら、NEX-7を今から買うのはちょっと躊躇われるほどの差を感じたので、NEX-7の導入は見送りです。NEX-7の正統の後継機も出るのかも現状、不明ですし。Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSSが発売されたばかりなので、少なくともNEX-6とNEX-7は統合するなりして、板型のAPS-Cのフラッグシップ機が出るとは思うのですけど…。

 一つ気になっているがE-M1の暗いところで撮ったISO1600、ISO3200、ISO6400のノイズは状況も状況なので許容範囲のですが、ある程度明るいところで撮ったISO1600、ISO3200、ISO6400のカラーバランス、画像の悪化、ノイズがISO800までの画像と比較すると今回のテストではちょっと不安定な感じで、これがちょっと引っかかっています。EOS 6Dは、ISO6400までは画質上、気になることはほとんどありません。情報を見ないと感度がわからないほど差がないです。
 2時間半ほどのE-M1の体験イベントなので、カメラの素性を知るためAFを含めて、なるべくカメラまかせで撮影して、ISOの画質、操作性を中心に試してみましたが、変な設定で撮っている可能性もあるので、もう少しOLYMPUS Viewerを使って検証してみます。

 EOS 6Dの画質を中心にシステムを組み直すか。ZD50-200SWDを中心にシステムを組み直すか??
 
 価格、重さなど様々な要素を考慮して、もう少し悩んでみようと思います。
 ものすごく、「E-M1、購入決定!!」に近づいている気はしているのですが…。(笑) 

 SIGMAのAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMも良いレンズだと思うのですが、このレンズを持ちだして写真を撮っている自分の姿を想像できない。(笑)
  
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