二眼レフカメラの歴史・・・それはローライフレックスの歴史とも言えます。ローライ社が初めて二眼レフカメラを発表したのは1929年、それは「ローライフレックス6×6」です。ローライ社はこのカメラを発表するやいなや、全世界にローライの名を広めることに成功しました。以来、トップクラスのカメラマンは皆「ローライフレックス6×6」を使い、どんな雑誌であろうと、どんな書籍であろうと、掲載する写真なら“ローライ”で撮影したものでなくてはなりませんでした。それほどまでに“ローライ” は写真の歴史に大きく関わってきたのです。
 70年以上経った今日まで、愛され続けている「ローライ二眼レフカメラ」。その発想は歴史とともに受け継がれ、決して古くはならない不思議な魅力を秘めています。【Rolleiflexのカタログより】



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ROLLEIFLEX 3.5F Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm/F3.5

 私の3.5F Xenotar(通称:うちのローライ君)は、現存しているものの多くがそうであるように、やはり、セレン露出計が既に御亡くなりになられている。そのおかげで、安く買えた。3.5F Xenotarは日本でなく、韓国で手に入れたのだが、韓国では、このような特殊なカメラはあまり人気がないことと故障個所があるカメラはかなり安くなる傾向があるので、日本では考えられないような価格で購入できた。露出計以外は、レンズ、シャッターにも問題らしい問題は見当たらず、非常に満足できる画を提供してくれる。

 露出計は既にその機能を失っていたが、露出計がないことで、絞り、シャッタースピードの関係についてかなり勉強したので、露出計がなくても、ほぼ撮りたい画を撮ることができるようになった。初めて触れた本格的なカメラが完全なマニアルカメラであったことは、非常によかったと思う。

 写りは非常にシャープで、コントラストも高い。とにかくくっきり、はっきりした写真が撮れる。また開放で撮れば、ボケもとても美しい。
 初めて出来上がった写真を見たとき、これを自分が撮ったのかと驚いたほどである。とても40年も前に作られたもので撮ったとは思えないものであった。
 これで、写真の泥沼に足を突っ込んでしまった。が面白くなった。
 写りが期待していたほどでもなければ、あるいは期待していた範囲に収まっていれば、それほどのめり込むことはなかったかもしれない。その写りは、正に衝撃的であった。今まで自分が「写真」と言っていたのは一体、何だったのだろうかと思った。明らかに今まで見てきた「写真」と呼ばれていたものとは次元が違ったのである。

 そもそも、何で二眼レフなんてクラッシクなものを買おうと思ったかといえば、現在海外で留学生活をしているのだが、日常、あるいは研究のためのフィールドワークを記録にするのにデジタルカメラを買おう、でも、それだけではつまらない。ちょっとアーティスティクに撮ってみたい。それには絵になるカメラが欲しいなどと思って、探しているうちにローライフレックスに辿り着いたのである。その出会いには必然性はどこにもなく、偶然、ちょっと思いつきがRolleiflexとの出会いを演出したのである。

 見事なバランスの上に成り立っている二つのレンズ。その姿は見る人によっては、男性的で堂々として凛々しいと感じるだろうし、また女性的でグラマラスでかわいらしいと感じる人もいるだろう。いずれにせよ、言えることは、美しく魅力的であると言うことである。そんなRolleiflexに一目惚れしたのであった。(笑)
 ファインダーは左右逆、場合によっては上下逆。レンズを換えることも出来ない。AFでもない。フィルムも自動装填してくれる訳ではない。確かに簡単で、便利であるとは言えないかもしれない。
 しかし、Rolleiflex のファインダーを覗き、ピントを合わせると擦りガラスに立ち現れてくる美しい像に出会うとき、そしてシャッターを押して、次のフィルムを巻き上げるために、ハンドルを半回転、また逆に半回転といった一連の儀式とも思える動作を行なう時、簡単・便利さといった中に失ってしまったものと出会うことができるであろう。
 Rolleiflex には、電子化し高性能化して行った過程でカメラが失っていったしまった「楽しみ」が確かに存在するのである。

 また、Rolleiflex の3.5F Xenotarは私の次に出会うべきカメラを決定付けてしまった。40年も前のクラッシクカメラでこんなにも綺麗に写るのかと感動した私は、写真はレンズで決まると信じざるを得なくなった。
 うちのローライ君のレンズSchneider製のXenotarは素晴らしい。しかし、それより人気があると言われるCarl Zeiss製のPlanarとはどんなレンズなんだか?本当にXenotarより凄い写りになるのだろうか???
 そうして、偶然に出会ったRolleiflex 3.5F Xenotarとの出会いは、今度は必然性を持ってCarl Zeissとの出会いを演出したのである。

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(purchase:2001.01 revision:2002.08)
 

 2005年、O.Hに出して、セレンメーターも復活。
 絞り、シャッタースピードのフィーリングなども顕著に改善し、現在、絶好調である。

OH完了。2005/03/29 (Tue)
【参考】 http://hcmkiccsas.blog53.fc2.com/blog-entry-43.html

  
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